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CITROËN 板橋

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都営地下鉄三田線蓮根駅より徒歩10分、もしくはJR埼京線浮間舟渡駅より徒歩15分。
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スタッフブログ

車で見る空気力学

[2023/01/22]
高宮 将規
車で見る空気力学
皆様こんにちは!
工場長の高宮です。

今回は空気力学、略して空力のお話です。
リアスポイラー、ウイング、ディフューザー等、様々な空力パーツが車に装着されていますね。
「これ、ほんとに意味があるの?」という疑問も多いはず。

シトロエンはスポーツカーではないので、レーシングカーやミニ四駆のように「ダウンフォースだ」という設計にはなっておりませんが、C5Xを使ってどういったものがあるのかご紹介したいと思います。


ちなみに空気力学はど素人ですので、ツッコミはなしでお願いします(^-^;
車で見る空気力学
イラストを描いてみました。
大抵の車は真横から見ると、翼型をしています。飛行機の翼をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
空気の流れは上面のほうが速く、密度は薄くなり揚力が発生します。

この揚力は1.5トンの車体を浮き上がらせるものではありませんが、高速道路を走行したりする際に「ハンドルの接地感が無い」「ふらふらする」といった車体の不安定さとして現れることに・・・

そこで車を地面に押し付ける力(ダウンフォース)を利用するのですが、あまり強力に効かせてしまうと燃費が悪化してしまう可能性もあります。
空気抵抗を軽減しつつ、車体を安定させることが肝要です。
車体後部に発生する空気の渦(カルマン渦)も問題で、これの処理をどうするかという事が、最近の車の設計では重要となっているようです。
車で見る空気力学
C5Xの外観上の特徴にもなっている、ロマン溢れる2段リアウイングを見てみましょう!
上段の羽はまさかの下向きに装着されており、これじゃ逆に揚力発生しちゃうんじゃないの?という形をしていますね。

空気は物体の表面をある程度添うように流れるため、クーペ等であればルーフを流れてきた空気がリアウインドウをなぞるようにしてトランク上面へと向かうのですが、ハッチバックやセダンタイプは角度が大きくなりどうしても空気が剥離、乱流が生じてしまいます。
そこで上段のウイングを利用して、空気の流れを下段のスポイラーへと導く。上段のウイングは整流の役割を負っているのです。

次に、下段のウイングはちゃんと上向きに装着されていて安心感があります(笑)
下段の役割は見た目通りダウンフォースの発生と、もう一つ。
それは空気を巻き上げることで車体後部に発生する渦の抑制、または発生位置をできるだけ車両から遠ざけることです。
こうして空気の流れを制御することで、車体の安定性を確保しています。


ちなみにウイングとは翼型のものを差し、スポイラーとは空気の流れを阻害するものを差しますので、
C5Xはリアスポイラーが正しいかと思いますが、わかりやすいようウイングに統一して書いております。


まだまだご紹介することが多いですけど、今回はここまでになります。
またお会いしましょう!
高宮でした(^^)ノシ