皆様、こんにちは
毎度シトロエン板橋BLOGをご覧いただき感謝の極みでございます。
ネットの素晴らしさを実感しているハイドロ部長の原でございます。
さて、少々過剰な挨拶でスタートしましたシトロエン板橋BLOGですが、色々と書き方・呼び方などを略称できればと考えております・・・
例えば「シトロエン板橋BLOG」、カタカナ・漢字・英文字が入り乱れております。
発育途中の頭の軟いお子様には最適な教材ですが、私のような右脳と左脳の動きが悪い大人には少々辛いので、今後は略称でご案内したく存じます。
例えば「板ブロ」なんて如何なモノでございましょう・・・?
「痛ブロ」ではございません、「板ブロ」です。
なんかシトロエン仲間の間で流行りそうです。
「今日の板ブロ見た?相変わらず頭わるいよなぁ」などなど、色々と語られとうございます・・・・・・
さて、本日のご案内はシトロエン板橋のサービスチームが鋭意作成中の「C3/DS3オリジナルインダッシュナビ 三号機」です。
価格・サイズ・施工のし易さなどで採用していたパナソニックの6.2型ゴリラが生産中止になってしまい、次の一手として試作を開始しました。
上の写真はナビ用フェイスパネルとフィッティング及び加工途中のプロトタイプです。
今回、標準ではブラックのフェイスパネルが装備されているDS3 CHICにナビの取り付けをしているのですが、あえて上級グレードのDS3 SPORT CHICの「カーボテック」柄をチョイスしてみました。
DS3のスポーティーさが増しますね。
ダッシュボード周りをバラバラにして作業をしています。
新しく使用するパイオニア カロッツェリアの最新ポータブルナビは、画面に手を触れることなく画面下部のセンサーに手をかざすだけで画面が切り替わる優れ物だそうです。
ちなみに、ハイドロ部長は最新鋭が得意ではないのですが、サービスチームは私にナビの実力を力説してくれます。
「おぉそれは素晴らしい♪」ともっともらしい顔で頷きますが、頭の中では「何言ってんだろう???」と真逆の思考が働いております。
このようなプロトモデルを作成する前段階で、ハイドロ部長・工場長・フロントマンの三人で何度も話し合いをしています。
販売台数・信頼感・訴求効果・作業時間・・・などなどです。
そしてこのプロトモデルを誰に作成させるのかもこの段階で決定します。
国産車のナビ取り付けのように専用の取り付けキットなどあるはずもなく、全て現物合わせで加工しながら取り付けをするのですが、恐ろしく手間が掛かることが予想されます。
今回この作業を担当することになったのが、当店の誇る「一級整備士」の高宮です。
若干22歳で一級整備士資格に合格した優秀なスタッフです。
実は、この高宮整備士は今年の夏に最終の試験に合格し、晴れて一級整備士になりました。
その実力を認められ、お祝いも兼ねて? 大変手間のかかる仕事を任されたのです。
素晴らしい先輩たちに暖かく見守られてる高宮整備士なのです・・・
「この配線が、えぇと???」とモゴモゴ言ってる図・・・
しかしここはまだ序の口。
この後に、地獄のパネル加工が待ってるのだよ、一級整備士君・・・
そう、今回最大の難関は、画面下部にあるセンサーです。
先に「手をかざすと画面が切り替わります」とお話ししましたが、そのセンサーがナビの画面下側に設置されています。
ナビゲーション設置時に使用するパネルはナビの画面サイズ程しか開いていません。
そこで、そのセンサーを生かすためにパネルを削って加工しなければなりません。
この削る部分がなかなか厄介です。
微妙な形に湾曲しており簡単には削れません。
しかしこの部分を削らないとナビが機能しませんので、時間を掛けて上手くセンサー部分を開口させます。
何とかフェイスパネル加工が完了したの図・・・
新しいナビは画面右脇に操作ボタンが設置されている為に、ナビ本体をパネル中央から少々ズラシて取り付けます。
こうして写真で見ると左に寄っているのが気になるかもしれませんが、実際の使用時にはナビ画面そのものを眼で追いかけるので、左右にズレがあってもそれほど気にならないでしょう。
この後、車体側(ダッシュボード)の加工と配線作業などをし、加工の終わったパネルを取り付けて完成となる予定です。
無事に完成しましたらこの「板ブロ」にてご案内しますのでもう少しの間お待ちください。