皆様、こんにちは シトロエン板橋店 ハイドロ部長こと原 直人で御座います。
ここ数日間、なんとなく暖かくなり、人間らしい動きが出来るようになりました。
皆様は、どのように御過しでございますか?
さて、本日の「板ブロ」は、車暦の長いシトロエンにはうってつけの内容で御座います。
言葉だけでは済ませないのが、シトロエン板橋店でございます。
私の「ハイドロ部長 専用機」が実演車両として出演でございます。
「何が実演なのか?」
さてさて、効果はハイドロ部長もビックリ!な効果がありました。
こんな作業をしてみました。
これが、「ハイドロ部長 専用機」でございます。
平成15年登録の初代 C5 ブレイク2.0 です。
走行距離7.8千kmで、ちょっとクタビレタ部分もありますが現役ハイドロマシンでございますです。
最近は、寒さのあまり暖機運転など駐車場で行っておりますが、気がつくとエンジンぶるぶるしたり、数年前に比べると燃費が相当悪くなっておりました。
ん~何か手は無いものかと、当店の工場長「エキスパート・テクニシャン」布川に相談したところ・・・・
ハイドロ :工場長~なんかエンジン調子悪いよ
エキスパート:代替っスね
ハイドロ :・・・・それは工場長の発言として恥ずかしいのではないかキミぃ?
エキスパート:そうっスか?ハイドロ部長の場合、このC5が最新鋭じゃないですか、残りの車はもっと古いし、もう新しいの買ったら?
ハイドロ :むむむ、ハイドロオーナーを舐めるなよ。ハイドロマシンは車暦10年経ってようやく「慣らし」が終わったんだよ これからなのだよ。
エキスパート:じゃあ「あれ」やってみますか?
ハイドロ :「あれ?」
エキスパート:そう「あれ」
ハイドロ :あぁ~「あれ」ね
言っている意味が判らなかったので、何時ものハイドロ・エスケープで会話終了でございます。
とりあえず言いたいことは伝えたのでノープロブレム♪
ちなみに、私は二台ほど余計に車を持っておりまして、一台は怖くて遠くに行けない車と、2ドアクーペを持っていまして、C5は家族・趣味・通勤をする為に購入した万能車でございます。
ある意味、当家では一番重要な車で御座います。
さてさて、工場長はテキパキと作業員に指示を出して私のC5を当店で一番のフレッシュマンである 高宮に作業をさせます。
以前、この高宮は若手なのに国家一級整備士を取得している有望株であることをご案内しております。
さて、どんな作業なのだろう? こんな風変わりな作業でした・・・・
なんでございましょう「あれ?」
まさしく「あれ」が吊下っています。
なんなのだ???
なにやら、点滴みたいな物がぶら下がってるし・・・・
日頃の不摂生が影響して、病院送りになったこのとのある私で御座いますが、ベットの上で「あれ」に似た物を見た経験が御座います。
ハイドロ:おーい 一級整備士 私の車に「あれ」がぶら下がっているのだ が・・・
フレッシュマン: 洗浄剤ですか?
ハイドロ:「・・・せんじょうざい?」どうみても点滴でございますよ
フレッシュマン:洗浄剤を均等にエンジン内に回るようにエンジンを回しながら毎分単位で液剤を調整しながら落とすんですよ
ハイドロ:ほぉ点滴から離れられないね?調整してるのだろ?
フレッシュマン:頻繁に見る必要は無いですけど、調整していないと液体の落下にムラがあるとエンジン内部の汚れもムラがでてしまうんで10分に一度はチェックしますね
ハイドロ:内部の汚れ取りしてるのか?ムラねぇ 楽しいこの作業?
フレッシュマン:楽しくはないけど、ムラでたら意味ないですし見た目に効果がハッキリ判るから仕事した感はありますね。
ハイドロ:一級整備士、お前だけだ 会話が成立するのは♪
フレッシュマン:なんですか それ?
この作業、4時間以上掛かっておりました。
どうも「洗浄剤」なるものはエンジン内部のカーボン・スラッジを除去する為にまさしく点滴のように、エンジンを回しながら洗浄剤を吸わせて霧状に噴霧させて汚れを溶かすようでございます。
ハイドロ部長は、この手のケミカル剤を信用していません。
自動車業界に18年ほど居ますが、まともなケミカル剤を見たことございませんです。
「うーむ、当店で このような如何わしい物が使用されているとは、まったくけしからんですな」
ちょっと工場長をオシオキせねば と軽く奮起した私でございます
フレッシュマン:はい、終了ですよ 店長
ハイドロ:なぜ 爽やかに笑っているのか判らないがお疲れ様
むむぅ 新人の前で「ケミカルは世界の敵だ!」と言い出せないマイルド部長でございます。
ここで、オシオキ工場長登場で御座います。
ハイドロ:(役者が揃ったな・・・ケミカルは敵・敵・敵 私の店舗に、この怪しげな液体はいらんのだよ)
エキスパート:高宮、どーだ?終わったか?
フレッシュマン:1100回転で安定させて吸わせました。
エキスパート:残量良し、まぁこんなもんだろ
ハイドロ:(どのタイミングで怒っちゃおうかなぁ どーしよかなぁ敵・敵・敵)
ここで、工場長 いきなり私の愛車のアクセル全快でございます。
爆音でございます・・・私もこんなに吹かしたことないのに
(勝手なことしなさんな 工場長・・・)
爆音と共に、マフラーから白い排気ガスが・・・・
工場内、大変なことになっております。
ハイドロ:こらこら工場長、大丈夫コレ?
エキスパート:この白いのが排気で出る汚れッスよ
ハイドロ:白いから水分でしょ?
エキスパート:燃えカスを洗浄剤が分解して排気するから白くなるんですよ
この白い煙が多いほどエンジンがクタビレタ証拠です。
エキスパート:店長、今までエンジン回してなかったでしょ?
ハイドロ:え?燃費気にして回してないけど?
エキスパート:それ逆!適度に回さないとカーボン溜まるんスよ
カーボン溜まって変えって燃費悪いよ
ハイドロ:(むむ自動車会社暦18年が怒られてる・・・)
エキスパート:これでよしっと、店長この辺一周りして来てくださいよ
ハイドロ:(オシオキする予定だったのに出鼻くじかれたです・・・)
はい、いってきます。
フレッシュマン: いってらっしゃ~い
一周してきて、とてもビックリ部長になりました!!
パワーUPしたわけではないですが、フィーリングとでも言いますか、とても
感じがよくなっていました。
フレッシュマン:店長、いい回りかたするでしょ?
ハイドロ: いやぁ マジすごいなぁ 燃費も良くなっているのが一走りで分かるぞコレ!
エキスパート:まだ白いの出しながら走ってるから、帰りは回して帰って下さいね、エンジン内部のカスを出し切るから
ハイドロ:いやぁ工場長、すまんねぇ
エキスパート:なんスか それ?
ハイドロ:(オシオキしなくてようございました・・・)
さてさて、フィーリングもよくなり、気分爽快でゴザイマス♪
ですが、気になる「燃費」これ重要でございます・・・・
先に申し上げると私、何故か横浜から板橋まで通勤しております。。。。
片道50km 行き帰りで100kmを走行いたします。
そのうち、30km程度が高速道路になるので、一般の方より燃費はよくなります。
この点を考慮してお聞きください。
H15年式 C5ブレーク2.0 走行距離は7.8千kmでございます。
満タン方法で計測していますから、正確な燃費です。
まず、悪かった時の燃費が 7.4km/L ある意味一般の方の街乗り燃費です。
そして、点滴C5にグレードUP後は、9.7km/Lでした。
二度、満タン方法で計測したので実燃費で御座います。
むむむ、ケミカル恐るべし・・・・
でも、全てのケミカルが優れているわけではありません。
私が恐れているのは、強力すぎるケミカルが一昔前に沢山存在していまた。
輸入車は、ゴム類・ガスケットが国産車と基準の違いがあり、この強力なケミカルに犯されて、燃料漏れ・OIL漏れが多発した時代があり、私がケミカルを嫌がる理由は この辺にあるわけです。
当然、当店の工場長も この辺りの時代のサービスマンなので、ケミカルには否定的でしたが、この「点滴」は絶賛です。
すでに、数字で証明されているので、否定する理由もありません。
是非、皆様「点滴」やりましょう~
とは申し上げませんです。
最新鋭のエンジンに試しても「予防」になるだけで実感はありません。
施工して、勿論よろしいわけですが、お金を使って実感できないのは悲しゅう御座います・・・
やはり、私のC5のように、社歴の長いシトロエンに使用頂ければ良いと思います。
往年のシトロエンオーナーは、長くシトロエンを愛して頂きました。
私は、シトロエンと言う特殊かつ独自の魅力を持つ車が大好きです。
だから、長く乗っていたいし、乗って頂きたいと思ってます。
でも、性能低下はオーナーの心を寒くします、代替を考える理由でもあります。
でも、もう少し乗りたいと思われるなら、一度試しては如何ですか?
金額は、2万1千円です。 少々お高く感じると思いますが、4時間サービスマンがチェックをしながら調整をして、尚且つ昔のフィーリングが甦ってくることを考えると、けしてお高くないと思います。
お越しいただいたときに「点滴やりましょう!」などと言いません。
当店のフロントマンが、しっかりと問診をしてから効果的と判断した時のみ作業を行うように心がけております。
大事なシトロエンをもう一度、更に大事に乗ってみませんか?
ご希望なら「ハイドロ部長体験記」をコーヒーでも飲みながら語らせていただきます・・・・
ではでは、またお逢いしましょ