皆様、こんにちは シトロエン板橋店のハイドロ部長こと「今でしょっ!原」でございます。
私も最近はTVを見るようになり、世間様の流行言葉等が辛うじてわかるようになりました。
ただ私、流行っている言葉など口にするのが慣れておりませんので、ついつい流行り言葉を連呼してしまうので、店のスタッフ一同から、鬱陶しがられております。
そういえば、私の父も、家の中で家族の輪に入ろうと、ちょっと知った流行言葉を連呼して嫌われておりました。
おぉ 私も父親の粋に達することができ、大人に成れたのだと実感でございます。
さて、いい感じで嫌われたので本題で御座います。
本日のメインデッシュは「本皮シート ハバナレザー」でございます。
ご存知の方は「あぁ DS5のシートね」と御理解いただいております。
正式名称は「クラブレザーシート」ですね。
まずは、デザインを御覧遊ばせでございます。
ボコボコしたブロックパターンのデザインシートです。
世の中にちょっと見当たらない斬新なデザインでございます
モーターショーで初お目見え時には「量産は不可能」とまで言われたデザインで御座いましたが、流石シトロエン ノープロブレムでございました。
このクラブレザーシートは、商品名でございます。
オプションシートとして、与えられた名前が「クラブレザー」だったわけです。
クラブレザー=蟹革 ×
クラブレザー=倶楽部革 ×
どちらでもございません。。。。
さて、クラブレザーは名称であることは理解できました。
カタログを見るとシートの記事部分に書かれた名前なのか部位なのか
よくわからない名称が出てまいりまする
「ハバナレザー」
ん?クラブレザーではなかったのかね???
私、勘違いをしており「ハバナ社が製作したレザー」かと思っておりました。
「こちらはですね、ハバナ社が製作した究極のレザーシートなのでございますですよ!」と息を吸うのを忘れる勢いでお客様にご説明申し上げるところでございました。
ちょっと待てよ?と思い調べました。
どーも違うらしい・・・・
よくよく調べると、手の込んだ製法で作られた革素材の名称でした。
危なく、架空の会社を作ってしまうところでした・・・
この「ハバナ」と呼ばれる素材はどのような品物なのでしょう
転載ですが、このような特性を持った革素材でございます。
ハバナはバケッタ製法が隆盛を極めていた18世紀頃の伝統的且つ古典的な
レシピを再現して作られています。
均一的な価値観よりも、まず丈夫であり、使い込めば込むほど
馴染んでいくような「個性的な経年変化」に価値を置いて作られた
「革本来の持ち味」を表現している革です。
と、いいこと書いてありますです。
「個性的」と書いてある部分がシトロエンらしくて好きなフレーズです。
ただ、革である以上メンテナンスは絶対に必要です。
この辺りは私達、営業マンがしっかりと素材の特性と強み弱みを理解して
お客様に正確にお伝えする義務が御座います。
50万円近い価格のオプションなので長く愛してあげたいと思います。
さて、メンテナンスはどんなだろ?
ちょこんと、クラブレザーに鎮座しておりますのが、この度の主役でございます。
カタログで紹介されている商品で「オート グリム社」が製造した
カーケア商品です。
レザー・ケア・バームの名称で販売されている革シート専用の保湿材です。
どろどろのクリームと如何にも効果有りそうな匂いが素敵な商品です。
日本製じゃ作らないなぁと思われるクリームですが、確かに素晴らしい効果です
特にクラブレザーは浸透性が高いので、このクラスの粘性が高いクリームじゃないと効果が得られないようです。
ここで豆知識を・・・
クリーム等を塗るとシートが滑ると御話しを聴きますが、まったくの逆です。
革には湿度を与えると滑らない特性があります。
野球のグローブを思い出して頂くとよいでございます。
常に柔らかく保つことが、最大のメンテナンスとなります。
またハバナレザーは、少々の汚れがあるほうが風合いがでます。
「男はツライよ」の寅さんの鞄がそうですね 味があります。
シリコンが入ったクリーナー等は控えましょう
無駄な光沢で保湿にならないばかりか、滑ります。
ちなみに、オートグリム社のカーケア商品は「英国王室御用達」でございます。
ジャガーやアストンマーチンの指定を受けた特別な商品です。
たぶん、チャールズ皇太子殿下もご利用頂いておりますです。
使用方法は、私までお聞きくださいませ
色々実験をした結果、とても良い施工を考えました。
では、英国御用達の次は、NASAでも利用している商品探してみます・・・