皆様こんにちは、シトロエン板橋店の「ハイドロ部長」こと、最近スーツがキツクなってきた原 直人でございます。
ここ数日は「夏日」が続いております。
私、外気温30度くらいでは普通の表情で外で生活でございます。
寒いのは、散々ブログUPして、皆様の同情を頂いておりましたが、暑いのは大得意で、真夏でもノープロブレムでホットコーヒーとか飲んでおります。
ですが、エアコンが苦手でして、ショールームでガタガタ震えております。
結局、冬も夏も寒さ対策で大忙しのハイドロ部長でございます。
さて、上の写真は皆様ご存知の「2CV」ドゥスィボォ と発音すると、フランソワー〇・モレシャ〇さんになれます。
シトロエンを代表する車両でございます。
現代の車とは構造そのものが違うので、2CVを題材に上げては間違いかもしれませんね。
ただし、この2CVの開発コンセプトには「荷台に乗せた玉子が割れないサスペンションを・・・」の掛け声で作製されており、非常にストロークのある軟いサスペンションでした。
ただし、シトロエンの「良く動くサスペンション」とは全然違います。ただひたすら軟いサスペンションなのです。
さて、こちらはハイドロ部長がお勧めするスプリングサスペンションの車両でございます。
なんだろ?
少々以前の形をした車で御座います。
ハイドロシステム以外で私を唸らせた憎いヤツでございます。
この「ZX」名前だけ聞くと 500馬力 くらいありそうな車でございますが
いたってフツーのエンジンとフツーの装置を搭載した車です。
さて、何が憎いかと言いますと、素晴らしく動くサスペンションでございます。
フランス車が「猫脚」と呼ばれていたのは、プジョー・ルノーを含めた この時代の車達でございます。
言葉だけでしか語れませんが、この時代のフランス車は確かに軟いサスペンションでしたが、高速走行時には「ピタッ!」と路面に張り付いて、軟いはずなのにコーナーリング中にロール現象を起こし難いサスペンションを搭載しています。
中でもZXの軟さは顕著で「あぁシトロエンっていいよねぇ」と唸らせる、玄人好みの車でございました。
あえて、ハイドロの御話しはナッシングですが、私の記憶に鮮明に残る車で御座います。
このZXの後継車が「クサラ」になるのです。
世界ラリー選手権のノーマルクラスで優勝するなど、エンジンパワーが無くてもサスペンションの働き一つで優勝できることを証明したシトロエンの野心作でございました。
ただ、この時期のシトロエンは、販売不振に悩まされ、ハイパワー化するドイツ勢、国産車勢に置いて行かれる形になり、街中でもダブルシェブロンを見かけることが少なくなりました・・・・
そして、数年の月日が流れて名車が登場します。
皆様がご存知の「C4」です。
対輸出も考慮に入れた機能性、流面形が美しい車体、他社とは違う独創性は正しく、シトロエンの復活でした。
初代C4は、とても贅沢に作られた車で、特殊なポリマー素材を使用したボディー素材や、走行騒音を抑えるためと断熱効果を得る為の二重ガラス、インテリアの素材そのものに高価な素材を使用しておりました。
私、ハイドロ部長が感動したのは、やはり足回りでございました。
対輸出も考慮して設計しているので、高速走行を意識しているのでしょう、フランス車としては少々固めのサスペンションでしたが、とてもしなやかで、新しいフランス車の誕生でした。
ボディーの斬新差も手伝って大変人気の車種になり、街中でダブルシェブロンを見れるようになったのは、C4のおかげでした。
今でも多くのユザー様に愛されている初代C4、なかなか手放せない車なのです
ただ、発売から9年の月日が達まして「そろそろ」とお考えの方々も多いと思います。
平成23年に新型C4が後継車として登場しました。
しかし、車両のシステムが大幅に変更されたのと、初代C4のインパクトが強く
、なかなか新型C4に代替をいただけません。
二代目C4は、最新鋭のターボエンジン・新型トランスミッション「EGS」を搭載した低燃費・ハイパワーを両立した車です。
期待の「足回り」は、シトロエンの基幹車に相応しく、懐の深いサスペンションです。
言葉で例えるなら、アダルトな乗り心地とでも言いますか、初代よりクラスUPしたサスペンションです。
ですが、独自の乗り味が強い車でしたので、サスペンションの良さが伝わる前に、購入にならないケースがありました。
実は、この新型C4は大幅に変更を受けて再登場します。
本日、お店にデモカーとして展示されたのでご案内です。
今までのC4と外見は同じです。
価格を抑えての再登場しました。
ヘットライト、ガラスルーフ・ホイールなどを変更して価格の見直をして再登場です。
入荷して感じたのは「どこが変ったの?・・」が正直な印象です。
私が好感を持ったのが、ホイールの外形を小さくしてタイヤも細くなったことです。
エンジンは継承されたのでハイトルク型ターボエンジンです。
でも、ホイールとタイヤが細くなっても十分なのです。
デザインを優先すれば、パワー以上の太いタイヤや大型ホイールを履く傾向にあるのが輸入車です。
もともと足回りはのセッティング「やるな!」と感じるサスペンションなので
とても興味が出てきました。
お店のスタッフ達に「チョット、一時間くらい慣らし運転いくよぉ」とC4でドライブでございます。
まず、気がついたことが、ブレーキが改善でした。
パワーのあるブレーキですが、コントロールしやくす変更されているようです。
これだけでも車が変ったように感じます。
足回りの動きに集中できるようになりました。
私の予想通り、タイヤ/ホイールが小型に変更されてバネ下加重が軽くなったのでしょう、路面の凹凸を綺麗にクリアーしていきます。
「あっ フランス車だ!」と久々に感じる感覚でした。
とても軟いサスペンションに変ったことで、車全てが良く感じます。
エンジンはハイパワーですが、これもサスペンションの動き次第で大変乗りやすく感じます。
私は、古き良き車が好きなので、新型車に辛口です。
ですが、久々のシトロエンサスペンションに正直感動しています。
往年のシトロエンファンの方でも十分に納得の足回りです。
フランス車=猫脚
もう一度乗ってみたくありませんか?
試乗車を用意できております。
是非、乗って障ってください。