皆様 こんにちは。
マネージャーの和田でございます。
少し間が空いてしまいました。
誠に申し訳ございません。
さて、今日は少し系統の違う話をして
みたいなと思います。
この写真は皆様良くご存じの2CVです。
シトロエンファンの方には説明不要の名車です。
実はこの個体はあるお客様よりお預かりした
車両です。2月の初旬に車検でご入庫を頂いた
のですが、マフラーのフロント側よりの排気漏れや
フレームの劣化による著しい錆の発生で
車検を断念された車両をお預かり致しました。
シトロエン板橋は最新の車両のみならず
これらの諸先輩方の整備もお引き受けして
おり2CV、DS23、Xantia等々の名車も入庫を
します。この2CVはそんな中の1台でした。
当然、この1台に和田は反応しました。
『2CVは通勤に使えるのか?』という
素朴な疑問とこの車両を何とか復活させられないか?
と2つの思いが交錯をしました。
かと言って、実際に車検を通して整備を
して悪い部分をリフレッシュすると
余裕で50万円以上の出費を覚悟せねばなりません。
和田の手元にはすでに308SWという先住車が
あり、2台を手元におけるほどリッチマンでは
ありません。
しかーし、とりあえず乗って見ないと分からない
という事もあり、通勤を試して見る事にしました。
和田は当然2CVは初めてではありません。
若かりし30代のころに黄色の『Club』を真剣に
検討をした事もありました。
その頃は『Club』と『Special』の違いも判らず
ただ2CVが欲しいという純粋な思いであった事を
思い出しました。
その夜、仕事を終えて会社を2CVで出発しました。
とりあえず夜なので交通量も少なく、快調に走ります。
環七通りの陸橋が4速では登れず、3速に落とさないと
ダメという事くらいで順調に走ります。ここで
気が付いた事をいくつか羅列します。
・当然メーター周辺のスイッチ類に照明など
なくワイパースイッチの位置がわからない。
・微妙な雨の量だとON/OFFしかないワイパーの
制御が難しい。しかもスピード調整ができず
煩わしい。
・ドアミラーの視界が狭く、車線変更時は
目視が必須。
・60KMくらいの速度はすぐ出る。周辺の交通の邪魔には
ならない。
・一番の難点は注目度が高い事、明らかに並走して
見られている。そりゃそうですよね。
夜の12時を回って走っている2CVなんて
いませんよね?
・回転半径が非常に大きい。308SWなら切り返しが
必要ない車庫入れでも2回余計に切り返しが必要。
・当たり前ですが、暖機運転が必要です。
チョークを引いてエンジンを始動します。
寝坊の場合は要注意!いきなり出発はできません。
という事を考えながら自宅に到着をしました。
夜間の走行は意外と問題なくこなせた事が驚きでした。
さてさて翌朝はどうなのか?渋滞の中を走れるのか?
と心配事はつきません。1つ分かった事はメカニカル部分の
調子が万全であったとしても不安がつきないのと
人間の体力が必要なクルマという事は
十分に理解できました。
さてさて検討は続きます。
この後の話は次回へ持ち越します。
それでは。