さてさて皆様こんにちは。
マネージャーの和田です。
前回に引き続き『2CVは通勤の足となりえるか?』
と題して多方面からの2CVについての印象を
記してゆきたいと思います。
前回は夜12時過ぎに会社を出て・・・と
いうところまででした。
特に問題もなく行程を終了しました。
2CVの大ファンの皆様には
『そんなこと知ってます・・・』という内容で
はありましたが数々のシトロエンを
体験していても2CVを長い時間乗る事が
なかった和田にとっては新鮮な体験ばかりです。
さてそうこうしているうちに朝になり
出勤の時間となりました。
当日の外気温は6℃で激寒ではありません。
当然、暖機が必要でチョークを引いて
スターターを回します。
この2CVは機関は良好なので
俗に言う『セル一発』で始動します。
暖機運転は概ね5分程度、チョークを
戻してもストールしない事を確認して
スタート致します。
流石に朝は交通量も多く、快調な流れとは
いえません。それでも健気に走ります。
ブレーキが当然の事ながらノンサーボなので
車間をあけないと怖い思いをしますが
それ以外は順調です。
それにしても朝の通勤ルートには
2CVは全く似合いません。
注目度断トツで視線が痛くてたまりません。
そうこうしている内に渋滞です。
渋滞になると様相が変わります。
クラッチミートは問題ないのですが
低回転のレスポンスに変化が訪れます。
アイドリングも少し不安定になって
きました。元々キャブレター調整は実施済では
ありますが渋滞は得意ではないようです。
渋滞のルートが微妙な坂で発進時に
非常に気を遣います。
パワーがない事で咄嗟の車線変更は難易度が
高く、先読みの必要な運転が求められます。
やっと会社に到着しました。
人間の体力が必要な事がよくわかりました。
パワーステアリングでない事は問題ない
のですが、予想より小回りが利かず
裏道の往来に気を遣います。
ここで結論ですが、
2CVは十分に通勤に使えるか否かは
『十分に使える』となりました。
但し、ルートを選ぶ必要があったり
渋滞を避ける工夫、例えば出発時間を変えるとか
の配慮が必要不可欠と感じました。
けれど50年以上前の祖先を持つこの車が
現代の道でも十分に走行ができる事が
大きな驚きでもありました。
やはりシトロエンは偉大であると実感をした
次第です。今回この2CVを和田が購入するか否かは
少し考えます。少しもったいないなと感じました。
それではまた。